たしかにベジタリアンやビーガン(とかいうのでしたっけ?タマゴや乳製品とかも拒絶する人。興味がないので良く知りませんが)の魔女がそれなりにいるのは事実ですが、
魔女=ベジタリアンということはまったくありません。
そもそも伝統的な魔女は「有角神という狩猟の神」を祀っている訳で、それで「肉食べません」というのがそもそも伝統的であるはずはありません。とはいえ、最初に断っておきますが、私個人は最終的にはその人が食べたいと思うものを食べればいいし、偏った食生活を人に押しつけなければ良いと思う立場です。また、森下療法などの徹底した玄米菜食を何年か経験したこともあります(結果的に酷い目にあいましたが……)
関連してイルカ漁や捕鯨もそうですが、動物を食べるのはかわいそうという話もありますが、これに関しては完全に馬鹿馬鹿しい話です。そもそも人間は他の生命体を食べなければ生きていけないようにできているのです。それに動物はかわいそうで植物なら大量虐殺して食べて良い、という理屈がわかりません。どちらも同じ生命です。分け隔てなく感謝して頂くべきです。実際、橋本健博士(理学)(電器炊飯器の発明者でもあります)の発明した機械を通すとサボテンと意思疎通できることが1970年代に既に実証されています。実は私も博士の鎌倉のお宅にお邪魔して、実際にそれを見せていただいたことがあります。以来「動物はダメで植物は食べて良い」というのは只のエゴイズム、簡単に言えば「ただの酷い好き嫌い」と私は認識しています。
また、動物性蛋白が不足すると脳に必要な栄養素が足りなくなる可能性が指摘されていたり、かえって逆に(体が勝手に動物性蛋白を求めることなどから)狩猟本能が刺激され、攻撃的になるという説もあります。その真偽はともかくとして、人類という動物が草食動物でないという事自体は紛れもない事実であり、生物界唯一の超雑食であるというのも、それが必要だからであってその進化に人間ごときが文句をつけてもしかたがないのは事実です。
ただ繰り返しになりますが、私個人は最終的にはその人が食べたいと思うものを食べればいいし、偏った食生活を人に押しつけなければ良いと思う立場で、別に他人がベジタリアンでもビーガンでも一向に構いません。もちろん必要以上に気をつかったり、尊重したりもしませんが否定もしません。こちらに迷惑がかからなければどうでも良いと思っていますし、それ以上でも以下でもありません。ただし、
シーシェパードのようなテロリストやそれに類する「なんちゃら運動家(馬鹿にしたいい方を敢えてしています)」のように動物はダメで植物なら良いというような生命に序列をつける「差別用語としての馬鹿モロダシ」な考え方は一切否定しますし、そういう思想を持った人も私は徹底的に軽蔑し否定します。
生命に序列などあるはずがないのです。テロ活動をしながら捕鯨を反対するような連中やそれに追従する連中はそもそも「生命に対する畏敬の念」がないのです。人間として、というより生物としてクズです。そして気の毒なことにこうしたモロ出し君たちがまともなベジタリアンやビーガンに対する偏見を日々増産かつ量産しているのも事実です。
ここで物凄く、とんでもなくというか、とてつもなく大切なことを1つ。今回話題に出たシーシェパードなどを応援しているような人は
根本的に魔女に向いていません。おそらく素質もないでしょう。
なので、それでも魔女に憧れる(憧れるというのは永遠に叶わないから憧れるのですが)のならばコスプレかなんかを楽しみつつ「魔女宣言」をして、石やハーブを適当に楽しんで『きれいなものだけをみて幻想に溺れる魔女ごっこ』をしているのが良いと思います。本来の魔女には完璧に向いていませんから。
閑話休題
人間は好き嫌いや受けいれられるかどうかは別として超雑食動物です。なので、他の生命を食べないで生きていくことはできないのです。ですから、何を食べるにしても
「生命を頂くことに対する感謝」の気持ちを常に持つことが何より大切
なのです。どんな思想を持っていようがどんな好き嫌いを持っていようが、食べるものが動物だろうが、植物だろうがこれを忘れてはいけないのは魔女あろうがなかろうが人間として当たり前のことなのです。