1.魔法の原理

majyonohondana 魔女の本棚

『魔法について』を、お読みでない方はぜひ先にこちらをお読みください。

魔術というと儀式魔術のイメージがポピュラーです。呪術というと私の中ではシャーマン的なイメージがあります。そこで区別するために私は魔女の使う術を「魔法」と呼ぶことにしています。この呼び方には賛否あると思いますが、これがとりあえずわかりやすいのではないかと今は思っています。なので、以下特に指摘したとき 以外は魔女の使う術のことを「魔法」と呼ぶことにします。

魔法とは簡単に言えば

「神性への祈りの力で現実を変える技術」

です。魔女はそれを「呪文という祈り」で行うのです。

現代の魔女の多くは、全てのものが水地火風の4大エレメントに対応していると考えます。魔法とは、精神の力でこれらのバランスを取ることを意味しています。それも、「意図的なバランス」を生み出すことが重要なのです。

「意図的なバランス」を生み出すことについて説明します。今の不満足な状態(A)から、自分が望む状態(B)に事態を変化させたいとします。Aの状態でも、「不満足な自分が存在している」という現実があるわけですし、それは誰が見ても明らかなのですから、もちろん、それはそれでバランスは取れているわけです。しかし、それは本人にとっては望ましいものではないわけです。

例えば、自分が病気で発熱しているという状態(A)があったとして、それはそれでバランスが取れているわけです。しかし、治って元気な状態(B)のバランスとは違うバランスです。(A)はうれしいバランスではないと思います。だから意図を持って(B)というバランスの状態に変えようと思うわけなのです。

以上を「祈りの力」で行うことが魔法の原理の本質なのです。

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