2.頭の中のバランス

majyonohondana 思考の方法と行動

さて、私の「思考のプロセス」をお話しましたが、当然これは自然にこういう順番で考えている、というか、いつもどのように考えているかを分析するとこうなっている、という感じでした。

ここで最近の例を一つ参考例に挙げてみます。(  )内は前回のまとめた部分のどこに当たるかを示しています。

【例】(2007年4月~2008年3月に実際に私が実行したことを決めた過程のメモを元にしてあります)
最近色々考えたり、ものを書くことが多いが自分は偏っていないだろうか。(何かの物事が目の前に来る)

→Witchcraft系、宗教系、語学系の文章を書くことが多い(まづ客観的に「事実を正確に捉える」)

→文系ばっかりだっ!!(自分がどう感じるかをできるだけ簡単な言葉で表す)

→これでは歴史などは新しい知識を自然と増やしていたとしても理科系の考え方がさび付いてしまう危険があるし、今すでにそうなっているかもしれない(自分なりの評価をする)

→頭の中のバランスを意図的にとらなければいけない(どうすべきかを考える)

 ・文理のバランスが取れるように理科系の知的作業を意図的に増やそう(「目的」や「目標」をはっきりさせる)
  
 ・数学をパズル感覚で楽しみ、なおかつある程度の強制力を持たせよう

 ・化学の知識を使う仕事を少し加えよう。

(それによってリアクションが決定される)

→・月刊誌の「大学への数学」を1年玩具にしよう。月刊誌だから強制力あり。

・ハーブを利用した基礎化粧品などの関連商品の開発をしよう。これも業務とすれば強制力ができる。
(具体的な行動の決定)

と、このような感じです。数学の問題を解いていて「教え子の教え子が解けるくらいのものになんでこんなに時間が!!!」などと思いつつ、けっこう楽しんでいました。ハーブ関連の化粧品開発も「官能基をこんなに忘れているのか…」と自分に呆然としながら格闘していました。

このように自分の頭の棚卸しをしてバランスが取れているかを見直してみると、最初のプロセスである「客観的に事実を正確に捉える」という部分の精度が上がります。こうした工夫を私はいつも楽しみながらしています。

そしてこういう自分の頭の中のバランスをとるように仕事や趣味を時々見直すことで「昔はできたのに」ではなく「昔とったなんとやら」というようにできるように自分を整えているわけです。

これはあくまでも自分の仕事や趣味のバランスをとるために考えたときの例ですが、このプロセスはもっと小さな問題や抽象的な問題でも同じ方法論が通用します。このように自分にとってどのような問題にも共通して適用できる自分用の方法論を作っていくことをお奨めします。 

(初出:橘青洲ブログ 2007.8.23 改訂2021.9.10)

3.静的なバランス

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