魔女になりたい、と思って学習や訓練を始めるにあたってはまづ『「魔女になりたい」のですがどうしたらいいですか?』を読んでいただきたいのですが、その上で魔女になる決意をして魔女志願者となってから「魔女になるために学んでいくのにどのような事に気をつければ良いですか?」という質問をしてくる方は時々います。でも、実は「こうするといいですよ」と簡単にこたえられる質問でもありません。実は人によってアドバイスも変わってくるし、意外と回答が難しいご質問なのです。
ところで良い教師になるために…というような本はたくさんありますが、その逆の「良い生徒になるための本」って見たことがない、という話を耳にしました。同じように考えた時、魔女になるためにどうしたら良いか、というようなことを書いてある人はいますが、どうしたらより良い魔女志願者になれるか?どうしたらより多く学びとることができるか?ということを書いているものは意外とありません。と、いうか私は今まで見たことがありません。
東洋思想などには、良き師を探し良き弟子になるために、というようなものは時々見かけますが、たしかにそれ以外では私も見たことがありません。そこでかつて私は「魔女のための良き弟子になるために」という記事をかつて書いたことがありました。しかし、それも今となっては時代的にもう古くなってしまっているところも多く散見されるようになってしまいましたので、それをそのまま編集再録するのもあまり役に立たない感じがしました。そんなわけで今の時代でも通用する「魔女志願者」の為の経験的なガンダンスを書いてみようかな、と思いました。きっとこれが最初のご質問に対するちょっと(?)長い回答になると思います。
同時にこれはOriental Wiccaが主催する魔女の通信講座で学んでいる人が学習を進めていく上でも役に立つものになっていると思います。何回かに分けての話になると思いますが、色々な話の中から一つでも多くの現実的なヒントをひろいあげていただければとおもいます。