魔女とアロマテラピー、これもよく聞かれる質問です。魔女というと大釜で何かを煮ていたり、さまざまな薬草を駆使して薬を作ったりしているイメージを持っている人も多いようです。たしかに魔女はハーブなどを色々な場面で使いますが『魔女はハーブに詳しいですか?』でも書いたように
「ハーブに詳しいから魔女だったり、魔女」ということもありません。
なので、薬草やハーブに詳しい魔女は多いですが、本来の魔女には精油（エッセンシャルオイル）を使うという習慣がない(魔女が精油を使うようになったのはかなり最近です)ので
アロマテラピーなども魔女とは基本的に関係ありません。
逆に言えば、魔女は伝統的に精油を使う習慣がないので、魔女のアロマテラピーの知識というのは最近のアロマテラピーの勉強を魔女の知識などとは別にきちんと勉強しているかどうかにかかります。アロマテラピーに詳しいからといって魔女ではないのと同時に魔女だからといってアロマテラピーの知識があるとは限らないどころか、全くない人も当たり前ですがいるのです。
ハーブ魔女、薬草魔女、アロマ魔女(アロ魔女?)等、ハーブや薬草と結びつけた魔女がネット等には氾濫していますが、これは本来の魔女とは全く別物です。とはいえ「日本語の魔女という言葉」は『日本語の「魔女」という言葉』で説明したように、ある意味なんでもありです。だからこれを否定する気も必要性も私は感じていません。コスプレ魔女でもＯＫなのですから、ハーブ魔女、薬草魔女、アロマ魔女(アロ魔女?)等がいくら量産されても不思議はないのです。
それらの魔女はあくまでも本来の魔女とは別物
というだけで日本語の魔女としてはこれからも色々な魔女が出てくると思いますし、私は最近ではちょっと楽しみにしてもいます。
