魔女の儀式はいつ行うべきですか?

majyoiroiro 魔女に関する色々な話

今回もよく質問されることについて書いてみようと思います。それは「魔女の儀式を行う日付は厳密であるべきか?」ということです。

魔女の儀式は大きく二つに分けて考えられます。

1つは願いをかなえるためのスペルのような個人的な願望に基づく儀式です。これは目的によって月の相を考えたりする必要はありますが、基本的にその儀式で定められているタイミングを重視するだけでよく、基本的にいつ行っても構いません。

もう1つはサバトなど季節の祝祭の儀式です。特にこちらが問題になります。

日本では夏くらいになるとハロウィンの商品で町が色づきます。そして10月31日を境に全てなくなり、いきなりクリスマス商品一色になります。同様に12月25日になると、クリスマス商品は一切引き上げられ、お正月用品一色になります。

この感覚でいうと、祝祭の前に盛り上がって、当日に最高潮、そして翌日からは次のシーズン、というイメージになると思います。

しかし、魔女の祝祭はこれと同様に考えてはいけません。と、いうのは

基本的にキリスト教以前のペイガニズムでは(魔女も当然同じ)の祝祭は「その日が来たことを祝う」というもの

だからです。

なので祝祭日の前日などに祝ってはダメなのです。

逆に言えば、特に無理をして当日に儀式を行わなくてもよいのです。たとえば当日が忙しい日だったり、準備が全然できないような場合、祝祭日当日から1週間くらいの都合のよい日に儀式を行い祝えば良いのです。例えば、祝祭日が火曜日で忙しければ、その週末の土日等に祝うので全く問題ないのです。

もちろん時間がしっかりとれるならば厳密に日付を守るに越したことはありません。でも、無理に行って満足できない結果になるくらいなら、むしろ後日にきちんと準備して行う方が良いと思います。

どうしても当日何もしないことが気になるなら、寝る前に簡単なのお祈りだけして、後日しっかりとした儀式などを行えば良いのです。

(初出:Seisyu Blog 2021年5月5日 2021年7月26日改訂)

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