魔女の資料でわからない時はどうしたらいいですか?(魔女へのガイダンス3)

witch013 魔女になるには

この質問には2つの種類があります。1つ目は魔女に関しての知識などがないためにどう調べても理解ができない場合です。その場合は簡単です「書いた人に聞きましょう」
本でも、ネットでも、著者というものは大抵読者には親切です。最低限の礼儀を守って簡単な感想をつけた(2~3行でも大丈夫)後に質問を書けばきっと結構早く丁寧な回答がもらえると思います。

もう1つは『ネットで検索すれば魔女になれますか?(魔女へのガイダンス2) 』を最初に書いた後に頂いたような場合です。それは「ありがたい話のように話す人が少なくなくいたり」という部分の「少なくなく」というのが分かりづらい表現だという指摘を受けました。しかし、これにそうだとうなづいた方はかなり危険です。これは「正しい日本語」です。ただ、今の若い方にはなじみのない言い方なのかもしれません。

ならば、一言。

「辞書を引け」

です。

辞書に載っている程度のことは自分で調べましょう。とりあえず今は古語とまでは言いませんが、それでも古い言い回しは呪文などにとても必要な知識です。古い言葉、難しい言葉から二でげてはいけません。

ところで、現代のように一見便利になった世の中では何でも「お手軽」がもてはやされます。「簡単なことが良いこと」とも思われる節があります。しかし、魔女の世界は「伝統に基づく世界」なのです。当然「昔の不便な時代のやり方」をベースにしています。そしてそれは時代おくれというわけではなく、その手順の中に重要な訓練が含まれているのです。ですから、その時代に当然のこととして求められていた手順を省略して成り立つわけがないのです。

例えば今の「辞書を引く」という例をとっても、辞書を引きまくるという経験がのちに自分で呪文を組み立てるときにいかに必要になってくるかはいやというほど実感することになりますし、そうした作業が実は重要な修行になっているのです。

調べるというと「ネットで」と即答する人も多いようですが、それは最新のニュースなどを調べる上では役に立ちますが、基本的な知識の段階では考える力をどんどん退化させます。つまり、頭が悪くなってくるのです。

ところで、魔女というのはもともとは「知恵のある者」という意味の言葉から来ています。その道を行こうとする人が知恵を退化させる方法に頼ってどうするのか?という問題がこの調べ方一つにもあることを十分自覚して欲しいのです。

魔女というのは生き方の一つです。
ですから、そうした日常の中に魔女の訓練が隠されていることは当たり前のことですし、そのくらいは師につかなくてもできることです。魔女の道の師を探すのが目的であって、国語の先生を探すわけではないのですから、そうした基本は抑えておかなければ、せっかく良い師にめぐり合ってもその価値がわからずに終わってしまうでしょう。

魔女についてに直接関係ない基本の部分については自分で調べる、という当たり前のことを怠ってはいけないのです。

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