「魔女の訓練の一つとしてよく瞑想があげられていますが、私は瞑想が上手にできません。どうしたら良いですか?」
というご質問です。
おそらく、瞑想をしていても色々なことや物が頭に浮かんできたりして集中できなかったり、周りの音や匂いが気になって集中できなかったり、という事が多いのではないでしょうか。実際のところ、あるいは体のあちこちがむず痒くなってきたり、悩み事が浮かんできてかえって頭が働いてしまったり、という感じでしょうか。
どれもよくあることです。そして
あなたはこうした諸々を押さえつけて無にしてしまおうとしていませんか?
これははっきり言って初心者には無理です。
そうした邪魔になるものが一瞬に消える方法などありません。
ではどうしたら良いか、それをこれからお話します。
まづ、目を閉じて瞑想をはじめます。
何が浮かんできますか?何も浮かばず、時計の音や周りの音が気になりますか?
それならそれで良いのです。
「ああ、時計の音が気になっている自分がいるな。ああ、他の音も気になっている自分がいるな……」
と言葉として自覚しましょう。「そういう自分がいる」と自覚するとやがてそれは消えていきます。もし消えなければ「何度でも言葉として意識」しましょう。それを繰り返していけば必づ消えてゆきます。
でも、それが消えても何もなくなるわけではありません。今度はどこかから漂ってくるおいしそうな匂いが気になったり、体がむず痒くなるかもしれません。そうしたら同じように、
「ああ、おいしそうな匂い(もっと具体的に焼き魚の匂いとか)自分がいるな」
「ああ、左の頬がむず痒い自分かいるな……」
と言葉として自覚しましょう。やはり「そういう自分がいる」と言葉で自覚するとそれはやがて消えていきます。もし消えなければ先程と同じように「何度でも言葉として意識」しましょう。それを繰り返していけば必づ消えてゆきます。
これをずっと続けていきます。そしてここからが大切なのですが、
飽きたらやめましょう(笑い
でも、これは冗談ではありません。飽きたらやめる、これが続ける極意でもあるのです。
そして、こうしたことをできれば毎日、1週間は続けましょう。そうするとコツが身についてきてあなたの瞑想は最低でも一段階(多分それ以上)上達しているに違いありません。
ぜひ試してみてください。
またこの記事を読んだら『あるがままの瞑想』も読んでみてください。
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[…] 「瞑想が上手くできません」の続きです。この記事を読んでいらっしゃらない方は先に「瞑想が上手くできません」をお読みいただければ幸いです。 […]