インセンス・バーナー(Incense burner)

用語集

香炉のことでインセンスを焚くときに使います。簡単な作りのものから凝った作りのものまで色々な形の物があります。どんな儀式、スペルでもほとんとの場合インセンスは必要なので非常に大事な道具の一つといえるでしょう。

香炉には色々な種類があります。形の上では、スティックインセンス用香炉や写真ような吊り香炉、この写真の吊り香炉から鎖を取ったような形の据え置き型の香炉などがあります。据え置き型のものや大釜を模したものなどはどの形のインセンスも使うことができるので便利です。使い方では、どれもほとんど変わりませんが、持ち手の付いた据え置き型香炉吊り香炉はインセンスを焚きながら歩き回るなどの使い方ができます。

また材質も真鍮、陶器、石、木製のものに熱くなる部分にだけ金属などを施したものなど様々です。なお、パウダータイプのインセンスを使う場合はどの形、どの材質の香炉を使う場合でも必づ香炉灰を香炉の底に敷いてからチャコールに点火するようにします。そうでないと香炉自体が大変熱くなってしまい最悪の場合、火事の原因にもなるからです。

初心者の場合、最初はスティックインセンスを使うことが多いと思うので木や竹の板に穴があいた単純な作りのスティックインセンス用香炉からスタートするので良いでしょう。これは昔なら考えられないことですが今はほとんどの100円ショップで手に入れることができます。スティックインセンスの次によく使われるコーンインセンスの場合は新品の灰皿(一度でも香炉以外の目的に使ったものは使えません)を香炉として使うことができるでしょう。

2000年代前半くらいまでは『最初は安く、手軽に手に入る真鍮製の簡単なもので十分』という解説をしていたのですが、2000~2010年くらいの間でインドなどの真鍮製品の産地だった国々の物価が上がり、なかなか安く手軽なインセンスバーナーが流通しなくなってしまいました。なので、インセンスを使い慣れてから自分にあったものを探す方が良いでしょう。

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