オルター(Altar)

用語集

祭壇のことです。祭壇は祈りを捧げるとき、何かの儀式やスペルを行うときに神と女神、そして私たちのエネルギーで満たされる場の中心になるものです。

Witchcraftに限らずあらゆる宗教の祭壇は神や女神へ何かを捧げる場所であり、また祈りを捧げるという意味でスペルや儀式を行う際の作業場でもあります。この祭壇の在り方から「スペルや儀式は神と女神に捧げる祈りである」と言えるのです。神や女神に捧げるための場なので一段高くなっているのが普通です。神道の祭壇である神棚が部屋の一番高い所(専用の棚などで)にしつらえられているのなどはそのよい例でしょう。

Witchcraftの祭壇では神と女神の神像が祀られ、オルターキャンドルや香炉などの常に使うものが置かれ、さらに季節の飾りつけなどがされている場合が多いです。

またWitchcraftでは祭壇をスペルや儀式のたびに作って(特に屋外ではそうです)、終わると片づけるという場合と、屋内に常設する場合があります。

もっとも古くは常設でしたが魔女狩りの時代以降は儀式やスペルのたびに設営して、その後撤去するという場合が伝統的となりました。例えば大きな木の切り株にオルタークロスを掛けてしまえばそれはもう立派なWitchcraftの祭壇となるのです。

もっとも現代では魔女狩りの心配もないので家の事情が許すなら常設しておく方が、日常における感謝と祈願の場としても、また「太古に戻れ!」という意味でもよいでしょう。

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