コール(call)

用語集

コールは啓示の中でも特に人間と神性との強いつながりを作る啓示のことを言います。例えば神や女神から直接「私の司祭(女司祭)になりなさい」というような直接的な働きかけを受ける事を指します。

しかし、これではわかりにくいと思うので一つの例をあげて説明します。これは橘がバステト女神からコールされた時の実例です。

それはある冬の夜中、仕事先から車で自宅に戻る途中での出来事でした。車には運転者と橘の他に2人、合計4人が乗っていました。周りは田んぼばかりの否か道を時速60㎞ほどで走っていた時に突然後部座席の端から「ニャー」という猫の鳴き声が聞こえました。車には猫は乗っていません。また時速60㎞ほどで走っているわけですから、車の外で猫が鳴いていたとしても車内で聞こえるはずもありません。橘は「空耳かな」と思いながらあまり気にしませんでした。すると、その数分後にまた、今度は乗っている全員に聞こえるほどの声で「ニャー!」という大きな鳴き声がしました。これには乗っている全員が驚きました。そして4人で「今の声は?」と言い合っているともう一度はっきり聞こえる声で「ニャー!」聞こえてきました。しかも3回とも同じ猫の鳴き声にしか聞こえませんでした。

これはもうどう考えても実際の猫の声が聞こえてきているはずがありません。橘は「一体これは何の意味があるのでしょう?」と祈りました。すると脳裏にはっきりと黒猫の姿が浮かびました。当時、橘は猫を買っていて、そのうちの1匹が黒猫でした。その猫が浮かんだのかな?とも思ったのですが、飼い猫と比べて目が大きく感じました。さらに「一体これは何の意味でしょうか?」と祈り続けると黒猫の頭に人間の女性の体のビジョンが一瞬だけ浮かびました。そして頭に響く程に大きな声で「ニャー!」という声が聞こえましたが、この最後の大きな声だけは橘以外には聞こえませんでした。

その後2日の間で「(形は違えど)似たような不思議な出来事」が3回ほど起こり、橘が「もしかしたらこれがコールというものではないだろうか?だとしたら一体どの女神(見えた体が女性だったので)だろうと考えた瞬間、バステト女神のことが浮かびました。そしてそれと同時に「ニャー!」という大きな声が頭の中に響きました。そしてその直後に「これがコールなのか」と確信させるような出来事が起こりました。それ以降、橘はバステト女神の司祭としてバステト女神を祀り、バステト女神も橘の守護女神となったのです。
※この話はバステト女神にご許可を頂いて公開可能な部分のみ書いています。

以上は橘の個人的な体験ですが、「コールとはどういうものか?」という実例を読むことはあまりないと思うので一つの参考例としてあげてみました。

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