人形を使ったスペルのことです。共感魔術の一種で人形を特定の人に見立てて、人間に直接スペルを掛ける代わりにその人形に術をかけるものです。
日本の藁人形、ハイチのヴゥードゥードールなどが日本では有名なドールマジック用の人形ですが、神道の人形(ひとがた)のように紙を人型に切り抜いただけのものも実は神道に限らず良く使われます。
基本的には人形に名前を書いたり、生年月日を書いたり、顔の所に写真をつけたりすることで人形とスペルを掛ける人とをつなぎます。またよりつながりを強めるために対象となる人の一部(爪、髪の毛など)や衣服の一部などを人形の中に入れたりもします。また人の形を模したイメージキャンドルを使ったキャンドルマジックも広い意味でのドールマジックになります。
日本ではドールマジックというと藁人形を使った丑の刻参りのような相手を呪うネガティブなイメージが一般的ですが、魔女のドールマジックにはヒーリングなどのポジティブなものも多く、応用範囲が非常に広いスペルだといえます。。