魔女にとってもっとも大切なものの一つといえます。なぜなら、これなしでは全てのスペルも儀式も成立し得ないからです。魔女の呪文も結局は祈りでしかないのです。もちろん、形式的な祈りは何も生みませんが、魔女の祈りは「実際的な効果をもつ祈り｣なのです｡
祈りには一晩中夜通し祈る祈り方や、毎日同じ時間に祈るという祈り方、ある拝何かの目的のために3日間、7日間、9日間等と連続した決まった日数、同じ時間に祈る祈りなど、様々な型があります。
また、祈りの言葉も伝統的に型が決まっているものや、今となっては音だけが残っていて意味がわからないものといった古いものから、様々な詩や個人的な言葉といったものまで本当に様々です。
ただ、大切なのはどの祈りの型でも、どの祈りの言葉でも、そこに自分の心が乗っていなければ無意味です。その上で祈るとき、魔女の祈りはどんな型、どんな言葉でも力のある祈りになり、それは文字通りスペルとなるのです。
