カヴン(coven)

用語集

魔女のグループのことです。かつては「魔女団」などという訳もあったのですが最近はあまり見かけません。昔は「コーワン(小犬みたいですね)」「コブン(親分子分の子分でもない)」等という読み方が部分的にされていたことがありますが、いづれも今は(たぶん)消えて「カヴン」という読みでほぼ統一されています。普通の辞書を引いても、”coven”という単語は出てこないと思います。いわゆる「英和大辞典」クラスの辞書にも出ていません。(もし「この辞書に出ていたよ」という発見をされた方はぜひ教えてください)

語源は不明ですが、「”covenant:誓約、盟約、神と人間との契約”」という言葉が元で、ここからできた名前ではないかという説があります。ただ、この”covenant”という言葉は「神とイスラエル人の間の聖約」という意味が語源とされる説もあり、こうした言葉が魔女のカヴンの語源になるというのは考えにくいことから、あまり信憑性のある説ではありません。

Wiccaのカヴンは1人の女司祭長もしくは司祭長と6人づつの男女の計13人構成とされていますが、実際には結構ばらつきがあるようです。ただ、20人を超えるような大所帯になることはほとんどなく、人数が多くなってしまった場合には、分離独立する(「巣分かれ」といいます)形でカブンの人数を増やすのではなく、カブンのグループ数を増やすようにするのが一般的です。

Witchcraftの場合もあまり大所帯にはならず、流派によっては1つのカヴンの定員が5人までで、それ以上になったら巣分かれすることを厳密に守っている所もあります。また呼び名もカヴンではなく単純に「グループ」などと呼んでいることもあります。

カヴンは単純なサークルのようなものではありません。ある意味家族のような密接な関係性を持っています。またカヴンに加入することで、そのカヴンに伝えられている伝統の末席に加わることを意味しています。これはそうなることによって今までそのカヴンの先輩魔女やもっと昔の大先輩の魔女たちが積み重ね、つないできたグループマインドやエネルギーと繋がることにもなるのです。他にも色々ありますが、こうしたことが結果として家族のようなつながりを生んでいくのです。

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